「お前…まだマリネのこと諦めてねえんだ。」



「大きなお世話。俺はマリネ以外に興味ないし。」


「マリネのどこがそんないいわけま…確かに顔は可愛いし…性格もそれほど悪くはねえけどよ…あの天然パーだぜ。」






ーーヘックション






「あ〜…誰かアタシの悪口言ってる」





その頃マリネは教室の掃除も終わり、数学の補習に行こうとかばんに道具をなおしていた。





「じゃ…お前…早くマリネにコクらねえとヤバくねえ」



「何でだよ」



「百合が言ってたけど…何かマリネの奴…ケンシローとかいう奴にお熱あげてるらしいからさ。


そいつにとられねえうちに先制攻撃した…。」



「いいって…俺はマリネが幸せになるんなら…それでいいし。」



「は…」





光司は呆れて…その後は何も言わなくなった。