マリネは携帯を抱きしめたまま…何時間も泣き続けた。
ケンシロー…
ケンシロー…
ケンシロー…ったら
ケンシロー戻ってきてよ
あの日で…時間…止めてよ…
出来るんだよね…
ねえ……
ケンシローなら……
できるよね…
できるんだよね
ねえ…ケンシロー
ねえったら
返事してよ
アタシ…ケンシローがいないんなら…
どうしていいか…わかんない
帰って来てよ
あの日みたいに
ひょっこり現れてよ
好きだもん。
ケンシローしか…知らないんだよ…
隠れてなんかいないで…早く現れてよ
死んでなんかないよね
笑ってるよね
アタシを一人にするの
ねえ
ねえったら………
大好きだったのに…
あんなに好きになったの…初めてなんだから…
解ってる………