俺はその光景を見て…血の気を失った…一瞬で…頭の先からつま先までの血液が流れ出ていったんや…






「真璃音それをすぐに放せ…真璃音」





俺はすぐに真璃音に走りより…真璃音の手が奪い取り…すぐに部屋を飛び出した。






部屋のドアを閉めた瞬間…その時計は誤作動を起こし…俺はそのまま…2009年に逆戻りしてもうた。





気が付くと…俺はあの…大楠の根元で気を失っとった。






あのアインシュタインズ・ウオッチは…二度同じ時代にトランスすると…もう元の時代には戻れないんや…。






俺が完成させていたはずの時計は…不完全なものやったんや。






大楠の根元で意識を取り戻した俺は…唖然として…何も考えられんかった。