毎日が幸せいっぱいやったで。
俺も…音巴も…真璃音も…おばあちゃんも…
みんな笑顔の絶えない日々が続いてたんやで。
俺…音巴と出会って…結婚できて…ほんま幸せやった。
ところが…次の年の3月…春の麗らかな陽射しが部屋中に溢れとったある日曜日やった。
いつものように…居間で俺が真璃音にクラリネットを教えとった時やった…
俺がふと真璃音から目を離した時…
真璃音が俺の机の上に何気なく置いとった…あの時計を手にしていじってた…
「パパ…この時計…ママのと違う」
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