それは…ハッキリと別れを予感させるのに十分だった。 どれだけ…恋愛音痴なアタシにも…そう感じられた。 ケンシローは…あれから一言も話さないし…アタシも同じだった。 ーーケンシロー…またアメリカに帰るの ーーそうなんだよね ーーでも…きっとまた逢えるんだよね ーー昨日の手紙…信じていいよね ーーアタシも…ケンシローを愛してるから。