部屋に戻ったマリネは、マフラーの袋とぐちゃぐちゃになったケーキの箱を机に置くと、ベッドに座りケンシローからの手紙を開いた。





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マリネへ


この前はごめん。マリネを傷つけてもうて…。

で…明日…朝10時に駅のこの前と同じ場所で待っとる。

大事な話があるんや。俺にとっても…マリネにとっても。


大事な話が…。




俺の気持ちは何も変わってないで。




今でもマリネが大事なんや。誰よりマリネを愛してんねん。


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ーー大事な話って




その日もアタシはなかなか寝付けなかった。





ーーケンシローが伝えたい事って…




ーーアタシにとっても…ケンシローにとっても…大事なことって…





そんなことを…ずっと考えながら…


なかなか眠れない。