その日は…家に帰ってからも…ずっとケンシローの部屋の窓を見つめながら…過ごした。





不思議とお母さんは通知表のことは一言も言わなかった。





夜9時過ぎても真っ暗なままの部屋の窓を見ながら、あの曲をお父さんのクラリネットで吹く。