ーー12月24日…
今日は終業式…久しぶりに学校へ行く。
予想通り担任のハリセンからは「久しぶりやな外川。生きてたんか」と言われるし…
百合以外のみんなからは「音巴…大丈夫なの」と重症患者扱いされ…
その度に「うん…もう大丈夫。」と何回も答え…
それを横で冷めた目で見てる百合。
「でもさ…マリネ達…大丈夫なんこの前もさ…あん時…ケンシロー…気付いてたみたいだよ。」
「うん…。解んない。でも…ケンシローのこと…信じてる。」
「あんだけ露骨に避けられたら…もう他に彼女つくってたりして」
「そんなことないっ」
「あんだけのイケメン…そうそうほっとかないと思うけどな…。」
そう散々…百合に脅され…さらに不安になり…
帰り道…ケンシローとの想い出を探して歩いた。