ーーア〜ッッッ
マジやってらんない
あのハリセンの奴





ーーアタシが大人になったら絶対あんたに
復讐してやるからっ






そう心の中で叫び、溜息まじりに歩きながら空いた席を捜すが、ありそうもない。




諦めかけた時、ポンポンと肩を叩かれた。




ビクっとしてアタシが振り返ると、それは「巧」だった。