買った指輪をその場でお互いの左手の薬指につけ、アタシ達は11:07の列車に飛び乗り武雄へ向かった。






お父さんが小学生の時までいたという武雄の町へ…。





30分程で武雄に着くと二人乗りのレンタサイクルを借り、お父さんが通ってたという小学校へ自転車を走らせた。







その小学校は駅から2km程の田舎の小さな町にあった。






畦道を通り、もう廃校になってしまっている校舎に忍び込む。





辺り一面、水田が広がり…そこには昭和の日本の懐かしい原風景があるようで、その景色に二人童心に戻る気がしていた。






校舎はもちろん木造の2階建で、中にはまだ机などは残されていた…。