ーーでも…正直…嬉しかった。




ーー白馬に乗った王子様がお姫様を助けに来たみたいで…




ーーあの言葉も嬉しかった。




「コイツ…俺の彼女やねん。」って…ウフっ






「でも…何でアタシが今日あそこにいること知ってたの」




「お前のことなら何でもお見通しやねん。俺…超能力あるし。」





「そんな茶化さないでちゃんと答えてよ。」





「あいつ…五十嵐とは大学で同じゼミやったんや。で…最近…アイツ…大学辞めて。


ほんで…昨日偶然…駅で会ったら…自慢してきたんや。」