「痛い…痛いってばケンシロー何で」





ケンシローはアタシの手をきつく握りアタシを店から連れだした。






「何でやて俺が来なかったらお前…アイツにヤラレてんぞ

それにあれはオレンジジュースなんかじゃなくってすげえ強い酒なんやで。」




ーーえっ





「アイツに抱かれてもよかったんか」





「そんなわけないじゃんアタシ…の彼氏はケンシローだけだし。…ねっ」





「馬鹿野郎」





そう言ってケンシローはアタシの頭をぽかっと叩いた。