アタシが振り返るとそれはケンシローだった。 「五十嵐…乾杯」 と言ってケンシローが一気にそれを飲み干した。 「高瀬」 「やっぱりうめえな…スクリュードライバーは。」 そう言うとケンシローはアタシの手をとり「じゃ帰るぞ」と言ってアタシを立たせた。 ドアを開ける前…ケンシローは五十嵐さんに「こいつ…俺の彼女やねん。悪いな五十嵐。」と少し凄んだ声で言った。