家に帰るとすぐに台所の棚の上にある救急箱をおろして、擦りむいた脚の3ヶ所の傷にカットバンを貼り…





そのまま二階へ上がろうとしたら、お母さんに見つかった。





「アンタ…それどうしたと」




「う…ん…ちょっと…チャリでこけた。」




「まったあアンタのドジぶりはお母さんのせいかな」




と言って笑いながら風呂場の方へ行こうとドアを開けたつもりが、ドアは開いてなくて…




顔からバンっとドアにぶちあたっていた。




アタシはそれを見ながら…はっ…やっぱり親譲りなわけね…





とお母さんに言って二階へ上がった。