ーー真っ暗な部屋…アタシの狭いベッドの中で、アタシはケンシローに腕枕をしてもらい… 暗闇の中に光るコンポの灯りに照らされたケンシローの顔を下から見つめているだけで ーー幸せいっぱいだった。 「ケンシロー…アタシのこと好き」 「そんなん決まっとるやろ…好きや。音巴以外の女になんか興味ないし。」 「音巴…」 「ん…何」 「今度の日曜…デートせえへん」 「うん」