「俺の方こそ…ワリイ。…俺…音巴が…音巴の友達が羨ましかったんや。




俺にはあんな…同年代の友達との修学旅行とかの思い出なんか一つもねえし。




これから…





俺と音巴…二人の思い出でアルバム埋めてくれへんか」






アタシはただ「うん」と声にならない声で頷くのが精一杯で…




ケンシローの言葉が嬉しくて…二人の想い出で…本当に嬉しくて…





また言葉は途切れ…ただアタシとケンシローはじっとお互いの目を見つめた。