酒の勢いもあって、お前がハタチの冬、
俺は、お前を抱いた。

お前も、俺も、酔っていた。

成人式も終わり、バッサリと切り

明るい色にした髪の毛のお前をベッドで何度も、撫で、

お前のふっくらとした口唇を何度も、俺の口唇で塞いだ。



お前は従順な小動物の様に、俺の要求を全て受け入れた。



俺が一緒に飲みに行こうといえば、必ず来てくれた。

俺が飲んでいて、迎えに来てほしいと言えば、必ず来てくれた。

会う度に、抱き合い、お前は、俺の髪をやさしく撫でた。