「うん。間一髪。服を脱ぎ捨てて私を押し倒してあの人言った。『教師と女生徒の禁断の愛…お前を見ていると頭がおかしくなりそうだ。もう、がまんできねえ…お前を食べてやる…すぐ済むからおとなしくしな…痛くはないぞ…お仕置の時間だ…どうだ、荒々しいだろ…俺はオオカミだ…』」
「俺の話した内容を、変に再構成してんじゃねぇ~っ!」
「成程…人を食べるだけならまだしも、そういうシチュエーションを好む、幼女趣味の変態野郎だったか!よかったな、空手九十段の私の手にかかって昇天できて!」
「えぇ?空手って、そんなに段があるものなのお?」
「そんな事はどうでも良い。祈れ…」
そう言うと、あかずきんのワインは、オオカミのモリにゆっくり、ゆっくりと近付いていきました…