「よしっ、じゃあ今日は新マネも居るから、ゆっくり練習してみよう!伊奈、里子、千夏に仕事教えてやってな!!」



「「はあ~い!」」



監督、いつの間にか日波から千夏になってる・・・(笑)


すると、部員たちは運動場の真ん中に走っていった。



「千夏ちゃん!あたしのこと、里子でいいよ!!伊奈のことも、呼び捨てでタメね!!」



「あ、はい!」



「えっとー・・マネージャーの主な仕事は、ユニフォームの洗濯とか、ボールをかごに入れるとか・・・」



「里子、いい!!あとは体で覚えさせるから!でー・・・まだ仕事ないから、話でもしよっか?」



伊奈先輩は部室のイスに腰掛ける。



「あの・・ひとつ聞いてもいいですか?」



「ん?」




「里子先輩って、柳先輩のこと好きなんですか!?」



思い切って、言った。