「でも・・いやで・・・アイツのせいでちぃかが目つけられてちぃかが・・・そうなるのは・・嫌で・・・」



あたしは、希名子ちゃんにこんなに心配かけちゃったんだね・・・。


「大丈夫だよ。うまくやるよ!」




希名子ちゃんは、認めたのか、あたしの腕を放してくれた。


「・・・ごめん・・・なんか・・・ムキになっちゃって・・・」



「大丈夫!!嬉しかったよ、言ってくれて!!」



キーンコーンカーンコーン・・・。



「あッ、そろそろいこっか♪」



席に着くと、隼人はさっそく寝ていた。


「隼人ぉー!もうすぐ先生来るよ?」


「ッあー・・・寝てた!」


「見りゃわかるって」


フフって笑った。


「さっき大丈夫か?日向・・・」



「ああッ大丈夫だよ☆隼人のことじゃないカラッ☆」



あたしはあえて嘘をついた。