すぐに隼人が来たことがわかった。


「隼人ー!!!」


「お、千夏!!おっす☆」


あたしが声をかけると、あっちもかけてくれた。


すると、周りがざわめき始めた。


「・・?」


「ちょ・・ちぃか!!」


グイ、と希名子ちゃんがあたしの腕を引っ張る。



「なにやってんの!!アイツと話すとちぃかが目つけられるんだよ!?」



「あー・・・。大丈夫だよ!!」


「大丈夫じゃない!ちぃか、一人で頑張れるの!?それに、野球部のマネージャーも・・目つけられても、アイツは助けてくれないんだよ!?」



「希名子・・・ちゃん・・・?」



「希名子?どうしたの?」



「・・・あ・・・ごめん・・・」