「とりあえず、家に入って」


リビングのテーブルに4人は座る。



コト・・・。


コップに注がれた紅茶とコーヒーの湯気がたつ。



「・・・なんでお前がここにいるんだよ」



「俺は今千南と付き合ってるんだ」


「・・・ふざけるなよ・・・!!朝美さんはどうしたんだよ・・・!!!」


「・・・朝美は・・・3年前、亡くなった・・・」



「・・・だから千南さんに乗り換えたってことかよ!?」



「ち・・違うの!!違うんだよ、隼人くん・・・」


慶太さんと隼人の言い合いを必死に止める千南姉。


なに・・・?


何が起こってるの?



「・・・あたし・・・が・・・無理矢理付き合ってって・・・言ったの・・・」


「違うんだ、千南。俺は朝美のことを吹っ切って・・・」



「兄貴・・最低だよ・・・あんたは・・。どれだけ人傷つかせればいいんだよ!!」