あたし達はその後、どうでもいい話ばかりした。



それから恋愛のことは触れず、TVとか、雑誌とか・・あと、野球部のこととか喋っていた。



「あ、あたしここなの!!一軒家!!」



「・・・え、マジ?ちょっと近いな、俺の家と」


「ほんと?」


「だって俺、もうちょっと行ったところだし」


「そうなんだ!!」




あたしは家に入ろうとする。



「送ってくれてありがと!希名子ちゃんのこと、頑張るんだよ!!」


「・・・おう」



あたしが振り返ったそのときだった。



あたしの家のドアが開き、誰かが出てきた。


「あっお帰りー、千夏!」


「千南姉!」


「あれ?その子は?」


千南姉は後ろの隼人を見る


「クラスメイトの子!んっとね・・・」


あたしはどう説明しようか悩んだとき、