「っていうか、隼人ってすごいモテるよね!!」


「・・・そう?」



「そうそう!!だって、入学式の次の日なんて、登校したとき女の子すごかったじゃん!!」



「ああ・・あれ頭おかしい人だからね」



気のせいだろうか・・・。


隼人は冗談で言ったつもりなのに、でも、本気のような気がして。



急に背筋がゾっとして、怖くなった。



「・・・そ、なんだ・・・」



「ま、俺は騒がないやつがいいんだよなー・・・」


「どういう子ッ!?たとえば!!」


「・・・うーん・・・日向とか?」



・・・・・・・・え。


日向日向・・・。



「き・・・希名子ちゃんっ!?!?」


「そーそー。きなこきなこ。うまそーだよな」


「好きなのっ!?」


あたしがでっかい声を上げると、


「・・・・・~~っ」