冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした


瑠「栗山、前座れ」


美海「・・・・はい」


瑠「バンッ!シートベルトちゃんとしろよ」


美海「子供じゃありません!それぐらい分かってます」


瑠「泣き虫のくせに、ボソ」


美海「先生、聞こえてます」


瑠「それは聞こえるんだな笑」


美海「はい笑」



車を走らせて信号待ちをして待ってい
ると先生が質問をしてきた。


瑠「栗山どうしてあのいじめた女達を助けたん
だ?」


美海「それは・・・先生がまた鬼のように怒る姿を見たくなかったので、」


瑠「え?」



美海「先生の怒った顔、先輩たちに
いじめられるより一番怖かったので笑」


瑠「悪い」


美海「?!先生ごめんなさい!そんなつもりで行ったわけじゃ・・・」


瑠「分かってるよ、でも・・・俺のこと怖いか?」


美海「怒ったところは確かに怖いけど、
でも怒った顔かっこよくて違う先生を
見れた感じで怖くないですよ!笑」


瑠「?!お、おう・・・ドキン・・・」


美海「ふふふ~ん笑」


瑠「可愛すぎ・・ボソ」


美海「?何か言いました?」


瑠「なんでもない!ほらついたぞ!」


美海「ありがとうございます笑」


瑠「・・・早く寝ろよ」


美海「先生顔赤くありません?」


瑠「うるさい!早く家入れ!」


美海「はーい笑おやすみなさい」



瑠「ああ」