、、、最後にお腹いっぱいご飯を食べたのはいつだろう。
もうご飯の味を忘れてしまった気がする。
前は残飯を3日に1回ぐらい食べていたけど、最近はなぜか5日に1回ぐらいしか食べてない気がする。
、、、ぐらい、というのは正しい曜日感覚がないから。
中学校を卒業してから1回も外に出たことがない。
ここの狭い押し入れに詰め込まれてる。
私が動いていいのはお母さんとお父さんが寝ている夜遅く。
電気をつけず、起こさないように台所のごみ箱にある残飯をこっそり食べること、水を飲むこと、その水で少し体を拭いたりすること、トイレに行くこと。
それ以外でここから出るとどうなるか私は知っている。
だから、ここから出ようとも思わない。
でも最近は本当にご飯をまともに口にしていないせいか、目の前がフラフラしたり真っ暗になることが増えてきた。
最近お母さんたちの機嫌がいい。
叩かれなくて済むからそっちの方が楽なのだ。
「、、、ね、こいつが死んだら―、、」
「沙織、早いって。まだこいつ生きてるし、、、ま、そのために適当に最低限生きれるぐらいの飯ぶっこんでやっとけば俺らが殺したってことにはならないしな」
「まぁ食べれるだけで感謝しろよ、早く死ねばいいのに、こんな奴」
「マジ草」
もうご飯の味を忘れてしまった気がする。
前は残飯を3日に1回ぐらい食べていたけど、最近はなぜか5日に1回ぐらいしか食べてない気がする。
、、、ぐらい、というのは正しい曜日感覚がないから。
中学校を卒業してから1回も外に出たことがない。
ここの狭い押し入れに詰め込まれてる。
私が動いていいのはお母さんとお父さんが寝ている夜遅く。
電気をつけず、起こさないように台所のごみ箱にある残飯をこっそり食べること、水を飲むこと、その水で少し体を拭いたりすること、トイレに行くこと。
それ以外でここから出るとどうなるか私は知っている。
だから、ここから出ようとも思わない。
でも最近は本当にご飯をまともに口にしていないせいか、目の前がフラフラしたり真っ暗になることが増えてきた。
最近お母さんたちの機嫌がいい。
叩かれなくて済むからそっちの方が楽なのだ。
「、、、ね、こいつが死んだら―、、」
「沙織、早いって。まだこいつ生きてるし、、、ま、そのために適当に最低限生きれるぐらいの飯ぶっこんでやっとけば俺らが殺したってことにはならないしな」
「まぁ食べれるだけで感謝しろよ、早く死ねばいいのに、こんな奴」
「マジ草」