「ほら、あの子!!莉乃ちゃんだっけ?」

こんな声が聞こえてきた。

「めっちゃ可愛くない!?」
「ホンマや!!タイプ!!」

私は集中できなくった。
頭が混乱していたらこんな会話が聞こえてた。

「お前ら声でけぇよ!莉乃ちゃんも集中できねぇだろ!!」
その声は間違いなく佑毅先輩だった―――
優しいなあ...でも余計に集中できないやあ。
てか何で名前知ってるんだろ??


そして部活が終わり私は紗耶達と帰っていた。
でも紗耶達は家が近くて私は1人になった。
冬なので辺りは真っ暗…
『暗っ…しかも寒っ…』
と1人で愚痴をこぼしていた。

その時、
「莉乃ちゃん??」
聞き覚えのある声…でも佑毅先輩ではない。
振り向くと―――

『龍先輩!?』
龍先輩は小学生の時少し仲が良かった先輩だ。中学に入ってカラ話すのは初めてだ。

「しゃべんの久しぶりじゃね?」

『そおですね。小学校以来ですよね』

「もぉそんな経つんかあ!!」
そんな他愛もない会話をしていた。
すると
「莉乃ちゃん、アド教えてくんない??」
私は龍先輩にアドを教えた。

それから家に帰って龍先輩カラメールがきた。
その内容に私はビックリした。

<佑毅が莉乃ちゃんとメールしたいって言ってんだけど教えても大丈夫?>

佑毅先輩が!?
嘘だよね…??
嬉しい!!!!!!
私のテンションはMAXに達していた。

その後佑毅先輩カラメールが!!!
<佑毅やで!!イキナリメールごめんな仲良くしてや!!>

私はメールにまで恋してしまった。笑