私は引越しをするコトになった。
私は会えないヒトにずっと恋をするのは嫌だった…
だから佑毅先輩のコトは諦めたかった。


『…せっかく両想いなのに。』
私は必死に涙をこらえた。

そして私はノートをちぎり、そこに<大好きでした。>
一言書いて卒業式が終わるまで先輩を待っていた。

『ホントは大好きです。って書きたかった…』
そして卒業式が終わった先輩に何も言わず紙を渡した。

先輩の顔も見ず、涙をこらえて…
私は自分の家まで走った――。

あれ以来佑毅先輩には会っていない。

私は佑毅先輩への想いを断ち切るように引越しの前アドレスを消したのだ―――。