朝礼が終わり、野営の片付けをして、私たちはシュレッケン山へと行軍した。今いる場所から見えるその山は木々が枯れ果て荒れている様子だった。これは野営もかなりきついことになりそうだ。治療のための水源も得られるか分からない。
私はエドワード様に水を確保しておいた方がいいと進言し、途中の川で水を追加で確保した。
シュレッケン山に入ると、遠目で見た通り、木々が枯れ、森は荒れていた。これもドラゴンのせいなのだろうか。私たちは軍隊長の指示した山の中腹で野営の準備をした。今日はもう夕方なので、明日からドラゴン退治をするらしい。私はエドワード様と協力して治療所の準備を急いだ。