龍斗「沙羅、送ってく」


沙羅「うん、ありがとう」



家に着いてしまった

帰りたくないな、寂しい
また帰るとあの人が居る、また嫌味を言われるのかな


龍斗「沙羅?」



沙羅「ありがとう!またね!」


龍斗「そんな寂しそうな顔すんな!仕事何時に終わんの?」


沙羅「べ、別にしてないし、23時までだけど、なんで?」


龍斗「昨日言ったろ?公園で寝るくらいなら一緒に寝てやるって!迎えいくから待ってろ?頑張れよ!」


沙羅「本気で言ってくれてたの?ありがとう!
頑張る!」


龍斗「本気でしか言わねぇよ、おぅ!じゃあな!」




今日は学校も仕事も頑張れそう

無言で家に入ってく


母「ちゃんとゆっくり帰ってきたのね、あんたが居なかったお陰で有意義な時間過ごせたわ」


沙羅「そう」



さっきまで喜んでいた心もあの人の一言で半減、早くこの家を出たい。


母親の嫌味を聞くのもうんざりで早めに家を出た。