ルイーズの発言を聞いて、まず話始めたのはエイミーだった。
「ルイーズは本当に良いの? 私もマーサも、ローラがミシェルの侍女になってくれたら安心はできるわ。でも、ローラからは、ルイーズが卒業するまでは側で見守りたいと聞いていたの。ローラも納得しているの?」
「はい、奥様。昨夜お嬢様からお気持ちをお聞きして、私も納得いたしました。しかし、ミシェルお嬢様の侍女になった後も、お嬢様に何かあった時は、お手を差し伸べることはお許しください」
ローラはエイミーに、お辞儀をしながら懇願した。
「そうね、ルイーズも一人で何でもできるようになったと言っても、まだ心配だわ。ローラ、こちらからもお願いするわ。その時は、よろしくお願いしますね」
「はい、奥様。かしこまりました」
ローラの返事を聞いて、ほっと胸を撫でおろしたエイミーは、ルーベルトの方に向き直り確認した。
「あなた、よろしいですか?」
「そうだね。ミシェルのことは、ローラに任せるのが得策だろう。ルイーズのことは心配だが、しばらくはそれで様子を見よう」
ルーベルトとエイミーから承諾してもらえたルイーズは、ほっと胸を撫でおろした。
「お父様、それでは二つ目のご相談なのですが、女学院の先輩のレア・クレメント様から長期休暇に辺境伯家へご招待されました。私は是非伺いたいのですが、よろしいですか?」
「何故、クレメント家の御令嬢から誘われることになったんだい?」
「それは、私が乗馬に」
ルイーズが乗馬の件を話そうとしたその時、モーリスが執務室にノックをして入ってきた。
「旦那様、失礼いたします。お話し中の所、申し訳ございません。今、クレメント辺境伯爵家のリオン・クレメント様とレア・クレメント様がお越しになられました。お約束はないかと思いますが、応接室にお通ししてもよろしいですか」
「モーリス、お二人は今屋敷にいるのかい?」
「はい、玄関でお待ちいただいております」
「わかった。知らせてくれてありがとう。トーマス、モーリスと一緒に行って対応お願いするよ。私もすぐに向かおう」
「かしこまりました」
ルーベルトとモーリスの会話を聞いていたトーマスが、直ぐに動きだした。
「ルイーズは本当に良いの? 私もマーサも、ローラがミシェルの侍女になってくれたら安心はできるわ。でも、ローラからは、ルイーズが卒業するまでは側で見守りたいと聞いていたの。ローラも納得しているの?」
「はい、奥様。昨夜お嬢様からお気持ちをお聞きして、私も納得いたしました。しかし、ミシェルお嬢様の侍女になった後も、お嬢様に何かあった時は、お手を差し伸べることはお許しください」
ローラはエイミーに、お辞儀をしながら懇願した。
「そうね、ルイーズも一人で何でもできるようになったと言っても、まだ心配だわ。ローラ、こちらからもお願いするわ。その時は、よろしくお願いしますね」
「はい、奥様。かしこまりました」
ローラの返事を聞いて、ほっと胸を撫でおろしたエイミーは、ルーベルトの方に向き直り確認した。
「あなた、よろしいですか?」
「そうだね。ミシェルのことは、ローラに任せるのが得策だろう。ルイーズのことは心配だが、しばらくはそれで様子を見よう」
ルーベルトとエイミーから承諾してもらえたルイーズは、ほっと胸を撫でおろした。
「お父様、それでは二つ目のご相談なのですが、女学院の先輩のレア・クレメント様から長期休暇に辺境伯家へご招待されました。私は是非伺いたいのですが、よろしいですか?」
「何故、クレメント家の御令嬢から誘われることになったんだい?」
「それは、私が乗馬に」
ルイーズが乗馬の件を話そうとしたその時、モーリスが執務室にノックをして入ってきた。
「旦那様、失礼いたします。お話し中の所、申し訳ございません。今、クレメント辺境伯爵家のリオン・クレメント様とレア・クレメント様がお越しになられました。お約束はないかと思いますが、応接室にお通ししてもよろしいですか」
「モーリス、お二人は今屋敷にいるのかい?」
「はい、玄関でお待ちいただいております」
「わかった。知らせてくれてありがとう。トーマス、モーリスと一緒に行って対応お願いするよ。私もすぐに向かおう」
「かしこまりました」
ルーベルトとモーリスの会話を聞いていたトーマスが、直ぐに動きだした。