事務室から教室へ戻ったルイーズはエリーを見つけるとすぐさま近くへ駆け寄った。
「ルイーズ、おはよう。どうしたの、何かあったの?」
「エリー、おはよう。今、事務室に行ってきたの。急遽、院長先生とソフィア先生に面接をしていただけることになって……転科の許可をもらったわ」
「えっ、本当? もう面接をしたの? 早いわ……。でも、嬉しい。」
口調は抑えているが興奮気味のルイーズに、エリーは驚きと嬉しさで、言葉が中々出てこないようだ。
その時、始業の鐘が鳴り、急いで着席する二人。その日は二人ともが嬉しさのあまり、そわそわと落ち着かない一日を過ごした。
屋敷へ帰ったルイーズは、馬車から降りると出迎えてくれたトーマスとローラ、そして御者のモーリスに、学院から転科の許可が出た事を伝えた。すぐさま父親が在宅しているかを確認すると、仕事で不在であることが分かったため、リアムとミシェルに会いに行った後は、母親の元に行っても大丈夫か確認を取った。ローラがすぐさま確認してくれるそうなので、その間に二人の所へ向かようだ。
「リアム、ミシェルただいま」
「姉上、お帰りなさい」「ねえたま、おかえり」
ルイーズは二人を抱きしめた。キャッキャと喜ぶミシェルに、何かあったのかと心配するリアム。
「急にごめんなさい。今日は嬉しいことがあったの」
ホッと安心するリアム。
「嬉しいことなのですね、それなら良かったです」
「ねえたま、うれしいの? よかったね」
「二人ともありがとう、また後でお話しましょうね。それから……約束をしたお茶会だけど、三人でお菓子を作るでしょう。その時に、二人が食べたいと思うお菓子を、後で教えてくれる?」
「分かりました。ミシェルと考えておきます」
「ミシェルケーキたべたい」
「わかったわ、どんなケーキが食べたいか、後でお姉さまに教えてね。リアムもね」
「分りました」「うん、わかった」
二人と、約束を交わしてから、部屋を出ると、廊下ではローラが待っていた。
ローラが母親の侍女であるマーサに確認をして、こちらに知らせてくれたようだ。
部屋で待っていてくれるそうなので、急ぎエイミーの元へ向かう。部屋の前に着くと、ドアをノックするルイーズ。
「お母様、ルイーズです」
「どうぞ、入って」
「ルイーズ、おはよう。どうしたの、何かあったの?」
「エリー、おはよう。今、事務室に行ってきたの。急遽、院長先生とソフィア先生に面接をしていただけることになって……転科の許可をもらったわ」
「えっ、本当? もう面接をしたの? 早いわ……。でも、嬉しい。」
口調は抑えているが興奮気味のルイーズに、エリーは驚きと嬉しさで、言葉が中々出てこないようだ。
その時、始業の鐘が鳴り、急いで着席する二人。その日は二人ともが嬉しさのあまり、そわそわと落ち着かない一日を過ごした。
屋敷へ帰ったルイーズは、馬車から降りると出迎えてくれたトーマスとローラ、そして御者のモーリスに、学院から転科の許可が出た事を伝えた。すぐさま父親が在宅しているかを確認すると、仕事で不在であることが分かったため、リアムとミシェルに会いに行った後は、母親の元に行っても大丈夫か確認を取った。ローラがすぐさま確認してくれるそうなので、その間に二人の所へ向かようだ。
「リアム、ミシェルただいま」
「姉上、お帰りなさい」「ねえたま、おかえり」
ルイーズは二人を抱きしめた。キャッキャと喜ぶミシェルに、何かあったのかと心配するリアム。
「急にごめんなさい。今日は嬉しいことがあったの」
ホッと安心するリアム。
「嬉しいことなのですね、それなら良かったです」
「ねえたま、うれしいの? よかったね」
「二人ともありがとう、また後でお話しましょうね。それから……約束をしたお茶会だけど、三人でお菓子を作るでしょう。その時に、二人が食べたいと思うお菓子を、後で教えてくれる?」
「分かりました。ミシェルと考えておきます」
「ミシェルケーキたべたい」
「わかったわ、どんなケーキが食べたいか、後でお姉さまに教えてね。リアムもね」
「分りました」「うん、わかった」
二人と、約束を交わしてから、部屋を出ると、廊下ではローラが待っていた。
ローラが母親の侍女であるマーサに確認をして、こちらに知らせてくれたようだ。
部屋で待っていてくれるそうなので、急ぎエイミーの元へ向かう。部屋の前に着くと、ドアをノックするルイーズ。
「お母様、ルイーズです」
「どうぞ、入って」