「そ、それだけですか??」

「それだけです」

私が自信満々に答えるとおまわりさんは、明らかに冷めた目で私を見ていた。

「なにか問題でも??」

「いえ…まぁお金は返って来るかはわかりませんが、返って来たらまた連絡致しますので…」

ガビーン…
やっぱり返って来ないかも知れないのね~(泣)

「GOODBAY…私の、諭吉…一瞬だったけど幸せだったわ…ウゥッ」

「あの~…そろそろおひきとり願えませんか…??(独り言が声に出すぎてて怖いから)」

冷たッ!!!良いわよ帰るわよ!!

「お前の母ちゃんでべそ!!!」

私は交番に響き渡る声で叫んでから交番を出た。