学校に着いた。A～Dは高級感ある教室だけどEは、ボロボロ。学校としてはEが、邪魔なんだ。
｢あ、おーい。花咲ー｣
｢あ、田島(たじま)先生。｣
田島先生は担任。いつも嫌がらせを、しているって有名な先生。いわゆる落ち潰れ。落ち潰れ同士やって来いって学校の方針でしょ。
｢明日校外学習あるんだけどな。5人1組を作って欲しい。｣
｢私独断で、ですか？｣
｢そうだ。よろしくな。｣
､､､このクソ教師め。鬼畜。まぁ、落ち潰れが言うことじゃない。
｢教室行きますか。｣
｢うん。｣
しばらく歩いていると2-Eと書いてある教室に着いた。
｢ねね、明日校外学習あるらしいよ!!｣
｢マジで？！あー楽しみ!!｣
｢それなぁ!!どこ行くんだろ？｣
この3人はクラスで1番目立ってる日向明美、花田令花、糸川菫。私が苦手とする女子。いつも目立ってるし、なんだろねこれ。
｢なぁ、昨日何人とヤった？｣
｢俺、2人ー｣
｢俺5人ー｣
｢多いw。俺はな3人w｣
この男3人は泉隼人、草下瑠宇依、原田竜也。会話それしかないのってぐらい下ネタ吐いてる。気持ち悪い。
｢ねぇ、結乃華。帰りたい､､､｣
｢我慢して。私もここ嫌だもん。｣
｢結乃華さん。おはようございます。｣
｢おはよ。｣
西園寺結月。西園寺財閥の一人息子。性格いいのに何故かE。学力もあるのに何故かE。最近になって理由が分かった。こいつ金持ってるでだわ()
｢今日も可愛いですね。｣
｢ありがと、、、あ、ちょっといい？｣
｢どうかされました？｣
結月さんはいつも敬語。常に敬語。私生活でも敬語なのかな？
｢ちょっと協力してくんない？｣
｢いいですよ。｣
そう言うと結月さんは柔らかく笑った。