いくら好きでも、好感度マイナス数値MAX100スタートなんて、そうそう頑張れないわよ。

「ええ。その通りよ」

「っ……おやすみなさい。ロゼッタ様」

 ステファニーは、一瞬口ごもり動揺した後挨拶もそこそこに、廊下を走って行った。

「おやすみなさい……ステファニー」

 彼女にはもう聞こえていないと思うけど、一応挨拶を返した私は、何をそんなに動揺したの……? と、首を捻るしかない。

 ステファニーは、何かに驚いていた……? 元々取り巻きをしていた私が、180度の方向転換をはかったと思って、驚いただけよね?

 まあ……良いわ。

 とにかく、私は生徒会顧問エッセル先生から、生徒会に推薦して貰える条件を聞き出さなければ……!