ゲーム内ではフローラはヒーローの誰かと行っていたような気もするけど、今回は彼女は別に確固たる想い人が居るので何か変な伝わり方をして誤解されたくないと思ったのか『そういう感じ、私は間に合っているんで』とばかりに一人で行って来ることになった。
「レオーネ……遅いな……どうしたんだろう」
先に行って帰ってきた私たちは、なかなか帰って来ないフローラのことを不思議に思った。
唯一、二股に分かれた道もあるんだけど、右へ進めばすぐに行き止まりで、そこに事前に用意された石を持って帰れば、行って来たという証明になる。
だから、石を先に行ってきた私たちは持っているし、本当に短い肝試しだから、フローラだって五分程度で帰ってくると思っていたのだ。
そして、間抜けな私はフローラがとんでもない方向音痴だと言うことを今更ながらに思い出した。
「あの……もしかして、フローラさん、迷ったのではないかしら……?」
おそるおそる口にした私に、三人ともぎょっと驚いた顔になった。
「まさか、そんな……! ほぼ一本道で、しかも短距離だぞ?」
「レオーネ……遅いな……どうしたんだろう」
先に行って帰ってきた私たちは、なかなか帰って来ないフローラのことを不思議に思った。
唯一、二股に分かれた道もあるんだけど、右へ進めばすぐに行き止まりで、そこに事前に用意された石を持って帰れば、行って来たという証明になる。
だから、石を先に行ってきた私たちは持っているし、本当に短い肝試しだから、フローラだって五分程度で帰ってくると思っていたのだ。
そして、間抜けな私はフローラがとんでもない方向音痴だと言うことを今更ながらに思い出した。
「あの……もしかして、フローラさん、迷ったのではないかしら……?」
おそるおそる口にした私に、三人ともぎょっと驚いた顔になった。
「まさか、そんな……! ほぼ一本道で、しかも短距離だぞ?」