「あ、あの。裏、って何ですか?」
「あれ?甘露はもしかして知らないのか?祐希の、そうだな。甘露っぽく言うなら作り物の人格、って事」
へぇ。それを裏って言うんだ。
それなら知ってます、と返事をして先輩の反応を待つ。
「いつか進展するといいね。祐希もだいぶ氷河が鈍感で困ってるってぼやいてたから」
「そうですね」
咲紀ちゃんって、面倒くさがりだけど頼りになるお姉ちゃんって感じで、過去の恋愛相談にも親身になって考えてくれた。
それで、凄く的確なアドバイスを貰えたから、てっきり恋愛には鋭いのかと思ってたけど、自分の恋愛には結構鈍感みたい。
天音先輩の言う通り、いつか進展するといいな。
月宮先輩のためにも、咲紀ちゃんのためにも。
間話1 尊と兎亜 FIN
「あれ?甘露はもしかして知らないのか?祐希の、そうだな。甘露っぽく言うなら作り物の人格、って事」
へぇ。それを裏って言うんだ。
それなら知ってます、と返事をして先輩の反応を待つ。
「いつか進展するといいね。祐希もだいぶ氷河が鈍感で困ってるってぼやいてたから」
「そうですね」
咲紀ちゃんって、面倒くさがりだけど頼りになるお姉ちゃんって感じで、過去の恋愛相談にも親身になって考えてくれた。
それで、凄く的確なアドバイスを貰えたから、てっきり恋愛には鋭いのかと思ってたけど、自分の恋愛には結構鈍感みたい。
天音先輩の言う通り、いつか進展するといいな。
月宮先輩のためにも、咲紀ちゃんのためにも。
間話1 尊と兎亜 FIN