「直樹くんは、私のことが好きなんだわ」


きらきらと、恋する瞳。


そんなもの・・・


「だって、毎朝声をかけてくれるもの。当たり前よね」


くすくすと笑っている。


怖い。


「は、原田さん・・・」


原田さんは、こっちにゆっくりと歩み寄ってくる。


「あなたがいなければ、いいのよ。私と直樹は・・・」


図書室には誰もいない。


・・・どうしよう。