この夏、わたしは恋を知る

恋愛(学園)

桜 花音/著
この夏、わたしは恋を知る
作品番号
1737689
最終更新
2024/10/30
総文字数
41,220
ページ数
7ページ
ステータス
完結
PV数
62
いいね数
2
単身赴任中のパパが怪我をしたからってママはパパのところへ飛んでいった。

「羽衣のお世話はお願いしてあるから」

子供の頃、隣の家同士だったという恵那家にお世話になることになり、たどり着いたのだけれど。


「若いのに、勧誘? セールス? それとも宗教?」

 唐突に並べられたワードに頭がついていかない。

「は……?」

「一切お断りだから帰って。めーわく」

意味わかんない失礼なことを言ったヤツ。



だけど、本当は不器用で優しかった。

慣れない満員電車で苦しいと思っていたら、

グイっと腕を引っ張られて、車両の隅へと追いやられた。

「紫希、くん?」

「そこで大人しくしてろ」

隅で身体が安定しただけじゃなくて、両腕で守るように囲ってくれているおかげで、さっきまで押しつぶされていたのが嘘みたいに、楽になった。


冷たいと思っていたのに、本当は優しい男の子

×

今まで恋をしたことがない、恋に夢見る女の子
あらすじ
安城羽衣は女子高に通う一年生。夏休み二週間前に単身赴任中の父が怪我をしたとの連絡があり、母は父のもとへ飛び立った。
残された羽衣には子供の頃隣の家に住んでいた恵那家でお世話になるようにと言い残して。
恵那家には幼なじみで天使のようにかわいい女の子がいたと記憶している羽衣は、彼女の成長を楽しみにしながら尋ねたら、そこにいたのは失礼でムカつく男の子だった。彼はどうやら恵那家の住人のようだけれど……?

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