そうなんだ、優ちゃん!

あたしね、友達ができたんだ!

「そうなんだ、良かったね。みい。」

あたしがまだ何も言っていないのに、優ちゃんはあたしの頭を優しく撫でてくれた。

それだけで、ものすごくドキドキする。

「みいが元気そうで安心した。じゃあ俺はこれで…」

「ちょっと待った!一ノ瀬君、あたしたち、これからアイス食べに行くの!せっかく感動の再開を果たしたわけだし、一緒に行こうよ!ミラのおかえりなさいパーティー!ね!」

フーちゃんの勢いに押されて、三人でアイスクリーム屋さんへ。

注文をし終えて席に着くなり、フーちゃんが身を乗り出した。

「一ノ瀬君、今彼女とかいるの?」

ふ、フーちゃんてば!

いきなりそんな質問!

でも、なんで?

すごく緊張する。

もし、もし優ちゃんに彼女がいるってなったら…

「いないよ。」

「そっかー、でもモテるでしょ?なんで作らないの?」