一ノ瀬君は小銭を自販機に入れてミルクティーのボタンを押した。
「うん、おいしい。」
すぐにストローをさして飲み始めた一ノ瀬君。
パックの色と同じ髪色の彼はミルクティーを飲んでるだけで絵になる。
「飲まないの?」
「あ、飲む…ます。」
へんな日本語になったことを誤魔化すみたいにストローをさしてミルクティーを喉に流し込む。
甘くて冷たいミルクティーが乾いた喉を潤してくれる。
熱くなってた頬がちょっとだけ冷えていく。
「秋山さん、これよく飲んでたから俺も一度買ってみたかったんだ。おいしいね。」
反則だ。
そんなこと、言われたらあたし、期待しちゃう。
あたしのこと、見ててくれたの?
あたしが一ノ瀬君のこと見てたみたいに。
一ノ瀬君はあたしのこと、どう思ってるのかな。
ただのクラスメイトなんだろうけど期待してしまう。
もしかしたら、1パーセントの確率だとしてもあたしと同じ気持ちでいてくれるんじゃないかって。
「そうだ、文化祭でね、Cielのカバーやるんだ。千歩が歌うんだけど秋山さん聴きに来て。」
「行く!」
そんなの行くに決まってる。
「うん、おいしい。」
すぐにストローをさして飲み始めた一ノ瀬君。
パックの色と同じ髪色の彼はミルクティーを飲んでるだけで絵になる。
「飲まないの?」
「あ、飲む…ます。」
へんな日本語になったことを誤魔化すみたいにストローをさしてミルクティーを喉に流し込む。
甘くて冷たいミルクティーが乾いた喉を潤してくれる。
熱くなってた頬がちょっとだけ冷えていく。
「秋山さん、これよく飲んでたから俺も一度買ってみたかったんだ。おいしいね。」
反則だ。
そんなこと、言われたらあたし、期待しちゃう。
あたしのこと、見ててくれたの?
あたしが一ノ瀬君のこと見てたみたいに。
一ノ瀬君はあたしのこと、どう思ってるのかな。
ただのクラスメイトなんだろうけど期待してしまう。
もしかしたら、1パーセントの確率だとしてもあたしと同じ気持ちでいてくれるんじゃないかって。
「そうだ、文化祭でね、Cielのカバーやるんだ。千歩が歌うんだけど秋山さん聴きに来て。」
「行く!」
そんなの行くに決まってる。