うまく言葉を紡げないのが歯がゆい。
こういうとき、なんていえばうまく伝わるの?
カッコよく、とかかわいく、とかそんなの気にしてないで素直に自分の気持ちを。
息を一つ吸い込んだ。
「あたしは一ノ瀬君と花火見たいの。…だから一ノ瀬君がくるみを誘うのが、その、悲しいというか…」
あー、語彙力がないのが悔やまれる。
もっと本読んどくんだった?
「…えっと、なんか勘違いしてるみたいだけど間宮さんを誘いたいって言ったのは俺じゃなくて翔也だよ。」
えっ?
「翔也さ、間宮さんが気になるんだって。だから俺と秋山さん仲良いから誘ってほしいって頼まれた。」
しょ、翔也って…
川上君が!?
川上君はサッカー部の爽やかな男の子。
明るくて優しいから人気者だ。
そっか、川上君、くるみのこと好きなのか…!
ていうか、あたしすごい勘違いしちゃってて、恥ずかしいこと言ったよね!?
「秋山さん、俺と花火見たいって…その、…なんで?」
こういうとき、なんていえばうまく伝わるの?
カッコよく、とかかわいく、とかそんなの気にしてないで素直に自分の気持ちを。
息を一つ吸い込んだ。
「あたしは一ノ瀬君と花火見たいの。…だから一ノ瀬君がくるみを誘うのが、その、悲しいというか…」
あー、語彙力がないのが悔やまれる。
もっと本読んどくんだった?
「…えっと、なんか勘違いしてるみたいだけど間宮さんを誘いたいって言ったのは俺じゃなくて翔也だよ。」
えっ?
「翔也さ、間宮さんが気になるんだって。だから俺と秋山さん仲良いから誘ってほしいって頼まれた。」
しょ、翔也って…
川上君が!?
川上君はサッカー部の爽やかな男の子。
明るくて優しいから人気者だ。
そっか、川上君、くるみのこと好きなのか…!
ていうか、あたしすごい勘違いしちゃってて、恥ずかしいこと言ったよね!?
「秋山さん、俺と花火見たいって…その、…なんで?」