自分に言い聞かせて戻るとそこにはさっきの女の子たちと写真を撮る優ちゃんの姿。

…やっぱり、無理。

だって私だってまだ優ちゃんと写真なんて二人で撮ったことないんだよ。

私の心が狭いのかな?

私がいけないのかな?

せっかくの初めてのデート、こんなことになるなんて。

きっと優ちゃんは優しいから、断れなかったんだ。

女の子たちに押されたから、断れなかったんだ。

昔から頼まれごとをくされて、それを毎回きちんとこなす優ちゃん。

学級委員や班長なんかもよくやっていたっけ。

今でも生徒会に入っているらしい。

わかってる、優ちゃんが優しいからなんだってこと。

だけど、でも。

やっぱり嫉妬しちゃう。

私以外の女の子とベタベタして欲しくない。

どうしてなのかな

アメリカにいたとき、男女構わずみんな結構ハグしたりしてた。

それはなんとも気にならなかったのに。

それだけきっと、私は優ちゃんのことが好きなんだ。