お店に入ると、優しそうな若い女の店員さんが、私たちを見た。そして、金髪の人の怪我を見て、驚いてる様子。けれど、彼は全く気にしてないみたい。
「…え〜と、2名様、ですね?」
落ち着いた雰囲気の店内は空いていて、壁にある時計を見ると、針は9時を指していた。そして流れる音楽はクラシック。
私たちは壁側の席に座り、金髪の人はメニュー表を開く。
「好きなもん選べよ。」
そう言われても…品数が豊富で、どれも美味しそう。甘いもの好きな私には、選べない。迷ってしまう。
でも、あまり迷ってたら、面倒な人とか思われちゃうかな?
「ねぇ、そっちは?決めたの?食べたいやつ。」
「俺?俺は決めたよ。これ。」
彼が指差したのは、チョコのパンケーキ。バニラアイス添え。
「けど、どれもうまそうで迷うよな。ゆっくり選べよ。時間はあるんだし。」
優柔不断でも、優しく待っててくれるんだね。笑顔が眩しいよ。
「じゃあ、私も、それで。」
「いいのか?同じので。」
「うん。チョコ大好きだし。」
「…え〜と、2名様、ですね?」
落ち着いた雰囲気の店内は空いていて、壁にある時計を見ると、針は9時を指していた。そして流れる音楽はクラシック。
私たちは壁側の席に座り、金髪の人はメニュー表を開く。
「好きなもん選べよ。」
そう言われても…品数が豊富で、どれも美味しそう。甘いもの好きな私には、選べない。迷ってしまう。
でも、あまり迷ってたら、面倒な人とか思われちゃうかな?
「ねぇ、そっちは?決めたの?食べたいやつ。」
「俺?俺は決めたよ。これ。」
彼が指差したのは、チョコのパンケーキ。バニラアイス添え。
「けど、どれもうまそうで迷うよな。ゆっくり選べよ。時間はあるんだし。」
優柔不断でも、優しく待っててくれるんだね。笑顔が眩しいよ。
「じゃあ、私も、それで。」
「いいのか?同じので。」
「うん。チョコ大好きだし。」