ある日、おカネを気にする私を気遣ってか、彼は親の居ない時間帯を狙って、昼間家に招いてくれる。そして、キッチンで卵とか薄力粉とか、色々用意するんだ。
「何するの?」
「お菓子作ろうと思って。」
星凪くんがお菓子作り⁈
喧嘩ばかりの彼が、お菓子作りだなんて。なんだか想像出来なくて、意外過ぎる事に、つい笑ってしまったんだ。
「なんだよ。変か?」
笑う私の隣で、星凪くんは不機嫌そうにそう言って、私の髪を、わしゃわしゃ、少し乱暴に、だけど優しく撫でる。
「ううん、そうじゃなくて。ごめん、あまりにも意外って言うか、なんかエプロンしてお菓子作りの準備するのが、可愛くて、つい。」
私がそう言うと、星凪くんは耳まで真っ赤にして、恥ずかしかったのか、ふいっと顔を背けてしまった。
「笑うなよ。」
笑っちゃいけないのに、その姿が可愛いからまた、笑ってしまう。
「笑い過ぎだっての。お前にお菓子あげねぇぞ。」
これ以上は、可哀想だから笑うのやめておこう。
「ごめんごめん。もう笑わないから。私も一緒に作っていい?」
2人並んで、カップケーキを作る事になりました。
「何するの?」
「お菓子作ろうと思って。」
星凪くんがお菓子作り⁈
喧嘩ばかりの彼が、お菓子作りだなんて。なんだか想像出来なくて、意外過ぎる事に、つい笑ってしまったんだ。
「なんだよ。変か?」
笑う私の隣で、星凪くんは不機嫌そうにそう言って、私の髪を、わしゃわしゃ、少し乱暴に、だけど優しく撫でる。
「ううん、そうじゃなくて。ごめん、あまりにも意外って言うか、なんかエプロンしてお菓子作りの準備するのが、可愛くて、つい。」
私がそう言うと、星凪くんは耳まで真っ赤にして、恥ずかしかったのか、ふいっと顔を背けてしまった。
「笑うなよ。」
笑っちゃいけないのに、その姿が可愛いからまた、笑ってしまう。
「笑い過ぎだっての。お前にお菓子あげねぇぞ。」
これ以上は、可哀想だから笑うのやめておこう。
「ごめんごめん。もう笑わないから。私も一緒に作っていい?」
2人並んで、カップケーキを作る事になりました。