女が女性に変わる瞬間
出逢い
初めて彼女を誘った。その日から数えて五日目のことだった。
信じられないほど、LINEでのやりとりが始まった。
陽子:「両親と宮崎に行って、鬼の洗濯岩を見てきたよ」
私:「俺も見たことがある。陽子ちゃんがそんな場所に行くなんて意外だな」
陽子:「そう? そんなに意外かな」
私:「彼氏がたくさんいそうに見えるから、そういう旅は一人で行かないイメージだよ」
陽子:「いないんだよ、彼氏は」
私:「そうか……。病気になったのは何歳のとき?」
陽子:「23歳」
私:「寂しくなかった?彼氏がいないと」
陽子:「いなかったけど、作りたいとは思ってるよ。でも両親がいるから、なかなかね」
私:「そんなに厳しいんだ?」
陽子:「うん。昔から、そういう環境で育ってきたから」
私:「簡単には恋愛もできないよな」
陽子:「そうなんだよね」
私:「飛躍が必要なんだ、俺たちには」
陽子:「本当にそうだよね」
私:「生き様には自信があるよ。作家として、弟にも刺激を与えてやらなきゃ」
陽子:「そうだね」
私:「お父さんは手強いんだろう?」
陽子:「弟さんもファイトだよね」
私:「ああ。優香ちゃんを知ってる?彼女は現実がなかなか動かなかった」
陽子:「そうだったんだ、初めて聞いたよ」
私:「でも、陽子ちゃんは現実を動かしてるんだ。まさかこんな展開になるとは」
陽子:「本当だよね」
私:「すごいことだ」
陽子:「まさかの展開だよね」
私:「飛躍は間違いなしだな」
陽子:「本当にすごいよ」
私:「相性がいいのが不思議でさ。正直、信じられない」
陽子:「そうだよね、私も信じられないくらい。でもすごく好き。不思議ちゃんだよね、私」
私:「信じられない現実だ」
陽子:「うん」
私:「スピリチュアルだよ。見えない世界が確かにあるんだ」
陽子:「不思議だよね、それも」
私:「スピリチュアルな流れに沿って、私たちは進んでいる」
陽子:「なるほど」
私:「たぶん、この直感は当たってる」
陽子:「ありがとう」
彼女との会話のひとつひとつが、心に響く不思議な余韻を残していた。
出逢い
初めて彼女を誘った。その日から数えて五日目のことだった。
信じられないほど、LINEでのやりとりが始まった。
陽子:「両親と宮崎に行って、鬼の洗濯岩を見てきたよ」
私:「俺も見たことがある。陽子ちゃんがそんな場所に行くなんて意外だな」
陽子:「そう? そんなに意外かな」
私:「彼氏がたくさんいそうに見えるから、そういう旅は一人で行かないイメージだよ」
陽子:「いないんだよ、彼氏は」
私:「そうか……。病気になったのは何歳のとき?」
陽子:「23歳」
私:「寂しくなかった?彼氏がいないと」
陽子:「いなかったけど、作りたいとは思ってるよ。でも両親がいるから、なかなかね」
私:「そんなに厳しいんだ?」
陽子:「うん。昔から、そういう環境で育ってきたから」
私:「簡単には恋愛もできないよな」
陽子:「そうなんだよね」
私:「飛躍が必要なんだ、俺たちには」
陽子:「本当にそうだよね」
私:「生き様には自信があるよ。作家として、弟にも刺激を与えてやらなきゃ」
陽子:「そうだね」
私:「お父さんは手強いんだろう?」
陽子:「弟さんもファイトだよね」
私:「ああ。優香ちゃんを知ってる?彼女は現実がなかなか動かなかった」
陽子:「そうだったんだ、初めて聞いたよ」
私:「でも、陽子ちゃんは現実を動かしてるんだ。まさかこんな展開になるとは」
陽子:「本当だよね」
私:「すごいことだ」
陽子:「まさかの展開だよね」
私:「飛躍は間違いなしだな」
陽子:「本当にすごいよ」
私:「相性がいいのが不思議でさ。正直、信じられない」
陽子:「そうだよね、私も信じられないくらい。でもすごく好き。不思議ちゃんだよね、私」
私:「信じられない現実だ」
陽子:「うん」
私:「スピリチュアルだよ。見えない世界が確かにあるんだ」
陽子:「不思議だよね、それも」
私:「スピリチュアルな流れに沿って、私たちは進んでいる」
陽子:「なるほど」
私:「たぶん、この直感は当たってる」
陽子:「ありがとう」
彼女との会話のひとつひとつが、心に響く不思議な余韻を残していた。