夏休みに入ってからはや二週間。
今日は近くの神社で大きなお祭りがある。
「ほーら、優芽!じっとしなさい!」
「ママー!ゆめのゆかたかわいい?」
ちぃちゃんはニコニコしながら優芽の頭を撫でる。
「すっごく可愛いよ!お姫様みたい!」
「おひめさま!」
そう言うと、優芽はあたしの方に絵本を持ってやってきた。
抱えているのはシンデレラの絵本。
「ひーちゃん、ゆめね、このまえおうじさまみたの!」
ページの中で微笑むシンデレラの王子様を指さしながら言った。
王子様?
「あ、そうそう。このまえ姉ちゃんのクラスメイトって人にたまたまバス停で会ってさ。優芽がめちゃくちゃイケメンに急に話しかけるからビビったわ。」
ソファに座ってテレビを見ていた真生が興奮気味に話している。
バス停であった、あたしのクラスメイト…!
まさか…、藤咲君!?
「いやー、にしても高校生ってすげえな!あんなイケメン、初めて見た!」
今日は近くの神社で大きなお祭りがある。
「ほーら、優芽!じっとしなさい!」
「ママー!ゆめのゆかたかわいい?」
ちぃちゃんはニコニコしながら優芽の頭を撫でる。
「すっごく可愛いよ!お姫様みたい!」
「おひめさま!」
そう言うと、優芽はあたしの方に絵本を持ってやってきた。
抱えているのはシンデレラの絵本。
「ひーちゃん、ゆめね、このまえおうじさまみたの!」
ページの中で微笑むシンデレラの王子様を指さしながら言った。
王子様?
「あ、そうそう。このまえ姉ちゃんのクラスメイトって人にたまたまバス停で会ってさ。優芽がめちゃくちゃイケメンに急に話しかけるからビビったわ。」
ソファに座ってテレビを見ていた真生が興奮気味に話している。
バス停であった、あたしのクラスメイト…!
まさか…、藤咲君!?
「いやー、にしても高校生ってすげえな!あんなイケメン、初めて見た!」