それにしても、四人兄弟?
一人っ子なのかと思ってた。
おっとりのんびりしてるイメージがあるから。
って、そんなことは今はいい。
とりあえず、ポストに入れときゃいいんだよな。
かばんからプリントを取り出す。
「おにいちゃん、だあれ?」
幼い声がして、その声のした方を向くと足元からあどけない顔が見つめていた。
青色のスモックに黄色い帽子、胸にはチューリップ型の赤い名札。たぶん保育園児。
この顔、どっかで見たことある…
その大きな目、白い肌、フワフワした少し癖のある茶色っぽい髪…
「優芽!走るなって言ったろ!また転ぶぞ!」
ゆめ、と呼ばれたその子が向こうからやってきた男に駆け寄っていった。
「いっちゃーん!みてみて!おうじさまがいるー!」
王子様?
「あれ、藤咲…」
向こうからやってきたやつは俺と同じ学校の制服を着ていた。
確か、春川の幼なじみの…
一人っ子なのかと思ってた。
おっとりのんびりしてるイメージがあるから。
って、そんなことは今はいい。
とりあえず、ポストに入れときゃいいんだよな。
かばんからプリントを取り出す。
「おにいちゃん、だあれ?」
幼い声がして、その声のした方を向くと足元からあどけない顔が見つめていた。
青色のスモックに黄色い帽子、胸にはチューリップ型の赤い名札。たぶん保育園児。
この顔、どっかで見たことある…
その大きな目、白い肌、フワフワした少し癖のある茶色っぽい髪…
「優芽!走るなって言ったろ!また転ぶぞ!」
ゆめ、と呼ばれたその子が向こうからやってきた男に駆け寄っていった。
「いっちゃーん!みてみて!おうじさまがいるー!」
王子様?
「あれ、藤咲…」
向こうからやってきたやつは俺と同じ学校の制服を着ていた。
確か、春川の幼なじみの…