うるさい隼人を無理矢理体育館に行かせると、かばんの中の携帯が震えた。
開くと月乃からメールが着ていた。
『今日は部活に出るから、先に帰ってて。ご飯は家に来てね。』
そういやあいつ、茶道部だっけ。
俺はわかった、とだけ返信すると机に伏した。
帰るか…
「廉君、暇なの?」
頭上から聞こえてきた声に顔を上げると、そこにはテニスラケットを抱えた立花。
「暇、んー、まあね。これから帰るところ。そっちは部活?」
「そう!忘れ物しちゃって。あ!そうだ!いいこと思いついた!」
嬉しそうにニッコリと笑うと、自分の机の中から何かを取り出した。
それは数枚のプリント。
「暇ならさ、これ、日菜の家に届けてくれない?あたし、試合近くて延長練習なんだよね、今日。」
春川の、家に?
「や、俺春川の家知らない。」
それにそもそも、俺なんかが届けるの、おかしいだろ。
「そういうと思った!はい!これ地図!」
そう言って渡されたのは小さなメモにご丁寧に地図が書いてあった。
開くと月乃からメールが着ていた。
『今日は部活に出るから、先に帰ってて。ご飯は家に来てね。』
そういやあいつ、茶道部だっけ。
俺はわかった、とだけ返信すると机に伏した。
帰るか…
「廉君、暇なの?」
頭上から聞こえてきた声に顔を上げると、そこにはテニスラケットを抱えた立花。
「暇、んー、まあね。これから帰るところ。そっちは部活?」
「そう!忘れ物しちゃって。あ!そうだ!いいこと思いついた!」
嬉しそうにニッコリと笑うと、自分の机の中から何かを取り出した。
それは数枚のプリント。
「暇ならさ、これ、日菜の家に届けてくれない?あたし、試合近くて延長練習なんだよね、今日。」
春川の、家に?
「や、俺春川の家知らない。」
それにそもそも、俺なんかが届けるの、おかしいだろ。
「そういうと思った!はい!これ地図!」
そう言って渡されたのは小さなメモにご丁寧に地図が書いてあった。