大事件です!

みなさん!

わたくし、春川日菜、ついに夢が叶いました!

急すぎて頭が真っ白であります!

「ごめん、隼人が変なこといって。」

「いえいえっ!そんな!」

あたし、今絶対顔が真っ赤だ。

ほっぺがすごく熱いもん。

「嫌なら断った方がいいよ?春川さん、彼氏いるんだろ?」

へえ?

かっ、彼氏ぃ?

あたしに!?

「いえっ!いませんけど…」

そう言うと藤咲君はキョトンとした顔になる。

「あれ?今朝バス停に彼氏といなかった?」

今朝…バス停…?

あっ!もしかして…

「彼氏じゃないです!幼なじみですよ!」

いっちゃんのこと、彼氏だって!

なんだか可笑しい。

「そうなの?てか、同級生なんだし、敬語やめてよ。」

はっ!あたしいつのまにか緊張しすぎて敬語に…うう、情けない。

「はっ、いや!うん!」

「ははっ…春川さんって面白いね。」

きゅーーーん!!!

笑顔っ!笑顔いただきました!